便潜血検査とは大腸がん検査法の一つです。便の中に混じっているごくわずかな血液を検出することで病気を見つけます。
がん以外でも、痔核や炎症、ポリープなどで陽性になることがあります。通常、便潜血検査は2回法(検体を2回提出すること)で行います。
2回のうち1回でも陽性になった場合は、精密検査を受ける必要があります。精密検査は大腸内視鏡検査で行います。
便潜血陽性者の中で大腸がんが発見される割合は2.85%*と言われています。大腸がん以外にも、前がん病変と考えられる大腸ポリープ(腺腫性ポリープ)が発見されることもあります。
内視鏡検査を受けてそのようなポリープを摘除することで、その後大腸がんにかかるリスクが減少すると言われています。
便潜血検査は毎年受けることで、精度(陽性となる確率)が上がっていきますので、年1回の検査をお勧めします。